D1GP 2011 第3戦 オートポリス開催!

 D1グランプリ・インターナショナルドリフトチャンピオンシップの第3戦が、大分県オートポリスサーキットにて開催されました。3月に起きた震災の影響を受けてTOKYO DRIFT in ODAIBAが6月に延期され、今回の第3戦が事実上の開幕戦となりました。今シーズンは新たに製作したマシンを投入するチームも多く、おそらくどのチームもお台場でセットアップを煮詰めつつ実戦投入、そして高速サーキットのオートポリスに持ち込むという目論見もあったのではないかと予想されますが、いきなりのオートポリスとなってしまったため十分なデータが得られず、厳しいスタートとなったチームもあったのではないでしょうか。

よしもとお笑いライブも開催 今シーズンから競技方法が変わり、土曜日には単走予選とシードの練習のみが行われ、日曜日にベスト28の単走からベスト24のトーナメントを行うスケジュールとなりました。土曜日は午後のみの開催なのですが、その分内容の濃いイベント進行となり、D1マシンの走行とは別に、今シーズンから吉本興業とのコラボレートでお笑いライブなどが開催され、来場者も満足度が高かったのではないでしょうか。
 そして緊張感の高まる予選がスタート、まずはハイスピードからの蹴り進入でおなじみのドリフト侍選手が高ポイントを獲得、さらにシード落ちしてしまっていた熊久保選手も、新規投入したC33ローレルを操り予選をクリアします。熊久保選手は出来上がったばかりのマシンとは思えないような安定したドリフト、今シーズンの活躍に期待がかかります。ドライバーのテンションも上がってきたのか既に進入スピードがMAXに!オートポリスらしい迫力のドリフトが展開されました。

織戸選手初優勝おめでとう! しかし日曜日になると天候が悪化、単走ファイナルが開始される頃には雨が降り始めてしまいます。若干迫力はそがれてしまうものの、巧みなロングサイドでタイトな1コーナーに進入するマシンに観客の声援が高まります。そんな中で存在感を見せたのはBNR34 GT-Rを投入した手塚強選手、ほぼ完璧な走りでトップに立ちます。しかしさらにその上を行ったのはMAX織戸選手、コメンテーターとしてマイクを握っていた谷口信輝選手をしても100点といわせる圧倒的な走りで手塚選手と同ポイントを獲得、トップに躍り出ました。さらにマークXを投入した高橋邦明選手もマシンバランス良好のようで、状況の変化にも的確に対応していました。新車組で唯一不安が残ったのはRX-8を投入したRE雨宮の末永正雄選手、練習走行では問題なく走行を繰り返していたものの、日曜日はピットで大掛かりなメンテナンスが行われていたようです。

 雨脚が強くなる中イベントは進行、追走のベスト16が始まるころには霧も出始め、気温も下がって過酷な状況となってしまいました。そしてついにD1GP史上初めて競技中止の決定が下され、順位は単走ファイナルの結果が最終順位として反映されることになりました。優勝は織戸学選手、準優勝はベスト24で敗退しながらも命拾いの手塚強選手となりました。逆に昨年の上位陣が苦戦、今村陽一選手が22位、日比野哲也選手が23位、さらに末永正雄選手は昨年のシードで追走ベスト16への進出が確定していたため単走をキャンセルした結果、最終的にはノーポイントでの厳しいスタートとなりました。

 次戦は5月21,22日に鈴鹿で開催される第4戦となります。新競技方式やニューマシンの動向など見所満載、ぜひ会場にお越しください。
D1GPオフィシャルホームページ:http://www.d1gp.co.jp/

 ストレートエンドでのフェイントから一気に角度を付ける日比野選手の走りは圧巻!軽量なハチロクにハイパワーEGを搭載、圧倒的な角度で進入するマシンは明らかに別格。フロントの切れ角が異常なほど。

 マシンの仕上がりも上々、熊久保選手のドライビングと相まって好調に見えるC33ローレル。まだパワーは抑えられているようだが、フルパワーで1000馬力を超えるという噂もあり、今シーズン楽しみなマシンだ。

 大きくカラーリングチェンジした上野高広選手のBMW TE382。非公式ではあるが追走初勝利!?も飾り、投入3年目にして仕上がりも良くなってきたようだ。

 ウェット路面でスピンが続き、若干不安が残った今村陽一選手。BOSSのS15も大きくカラーリングチェンジして、3年連続4度目のチャンピオンに挑むが、今回の22位という結果をどう取り戻すかがキーポイントとなりそうだ。

 斎藤太吾選手もマシンカラーをチェンジ。今シーズンはタイヤをハンコックに変え、イメージチェンジして走行。迫力の走りは相変わらず健在。

 古口美範選手もカラーリングチェンジ。イエローのシンプルなグラフィックでした。ストレートエンドのスピードはかなりハイレベルだったような。

 雑誌などでも話題の高橋Kunny'zマークX。前評判も良かったが、実際の走りを見ても安定感抜群。まだまだ様子見なのかと思わせる感じは残るものの、幸先の良いスタートで今シーズンの活躍が楽しみだ。

 練習走行を見る限り特に問題ないように感じられたRE雨宮のRX-8。走行後にトラブルでも出てしまったのか、大掛かりなメンテナンスが行われたようだ。スタートは出遅れてしまったものの、ドライバー、そしてチームのレベルは一級品、今後の巻き返しに期待がかかる。

 追走でミスをしたとはいえ、明らかに高いレベルで走行していた手塚強選手の34GT-R。ゼッケン順で結果は2位となったものの、予選で見せたトップと同じ99.97ポイント(※)の走りは、調子の良さを感じさせるのに十分だ。次戦は2年前にも優勝経験のある鈴鹿戦。

※100点を取るには5人の審査員のうち最低4名以上の100点が必要。今回は3名が100点で他2名が99.9点。上下の2名のポイントがカットされ、残る3名の平均で99.97ポイントとなった。

 ファンの期待がずっしりとのしかかるのむけん選手。安定感の高い走りで次戦のシードを確保し、念願のシリーズチャンピオンに向けひた走る。

 新発売となったイチロクMのZEROクラウンを手ににっこりの時田雅義選手。実はイチロクMの実物を見るのは今回が初めてで、かなりテンションが上がっていた模様。

 そんな時田選手のマシンはオーバーフェンダーを追加して安定感がアップ。トレッドが十数センチ広がっているとのことで、確かに走行も安定感が見られた。もはやシード選手としての貫録も十分で、さらに上を目指すポテンシャルを感じさせる。

 コース上以外でもイベント満載なD1グランプリ。今年も早食い選手権シリーズが開催です。今回のお題はカレーライス。もちろんチームオレンジの井草選手は"飲み"ます。

 震災復興プロジェクトの一つとしてチャリティオークションも開催。今回コメンテーターとしてマイクを握った谷口選手がスーパーGTで着用していたレーシングスーツなども出品され、多くの義援金が集まったようです。

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